メモリアルコミュ1
P | (39プロジェクトのアイドルをスカウトに来たはいいけど、なかなかいい感じの子が…) |
??? | ……。 |
P | (ん!? あの子、ものすごい美人じゃないか! これは声をかけるしかない!) |
P | あの、すみません! アイドルに興味ありませんか? |
??? | ……っ! え? え、っと……。 |
P | 実は俺、アイドルのプロデューサーをしてまして、ぜひあなたをスカウトしたいと……。 |
P | あ、これ名刺です! この通り、決して怪しい者ではありませんから! |
??? | 765プロダクション、プロデューサー……あ、ほ、ホントだ……。 |
??? | えっ……あ、アイドル!? わ……わた、私が……ですか? |
P | はい。遠くからでも目を引く佇まい、際立つ華やかさ……アイドルにとって、大事な要素です! |
??? | そ、そんな……無理、です……。私、ひ、人前に出るなんて……。 |
P | なら、せめて名刺だけでも受け取ってください。もし興味がわいたら連絡をもらえませんか? |
??? | は、はい……。えっと、その…………し、失礼します! |
そして、1ヶ月後…… |
P | (つい、また足を運んでしまったけど……何度来ても、やっぱりあの綺麗な子はいないか) |
P | (華やかな見た目と違って、案外気弱そうな感じの子だったから。もう連絡は……) |
??? | ……あ……あ、あの……。765プロの方、ですか……? |
P | え……? あっ、この間の! |
可憐 | せ、先日は、失礼しました……。私……し、篠宮、可憐といいます……。 |
可憐 | そ、その……わ、私が、アイドルに、というお話……す、少し、考えて見ました……。 |
可憐 | それで、き、気がついたら、1ヶ月も……たってしまって…… |
P | そ、そうですね。それで……? |
可憐 | わ、私が、アイドルとして、ステージに立つなんて……そ、想像しただけで、気絶しそうですけど……。 |
可憐 | でも、私……か、変えたいと、思ってるんです。……こんなふうに、臆病な……じ、自分を……。 |
可憐 | だから……こ、これが、そのきっかけに、なったらって……私……。 |
可憐 | あ、あの……こんな、り、理由でも……アイドルに、なれますか……? |
→もちろん |
P | ……もちろん。俺が必ず、君を輝かせてみせる! これからよろしく! |
可憐 | は、はいっ! ……よ、よろしく、お願いします……! |
P | (変わりたいっていう願い……叶えるためにも、しっかりとプロデュースしていこう!) |
メモリアルコミュ2
P | (今日は可憐の、アイドルとしての初仕事。宣材写真の撮影だが……) |
可憐 | う……うう……。 |
カメラマン | うーん、ちょっと表情が硬いですね。可憐ちゃん、もう少しリラックスできますか? |
可憐 | す、すみません……。リラックスしようと……が、頑張っているんですけど……。 |
P | (可憐なら、立っているだけで絵になるんだけど……カメラを意識しすぎてるみたいだな) |
P | すみません。ちょっと、休憩させてもらえますか? |
可憐 | ……プロデューサーさん、すみません……。私……ど、どうしても、体が強張ってしまって……。 |
P | そうか、困ったな……。 |
可憐 | こ、こんなふうに写真を撮られるの、初めてで…… なんだか、き、緊張してしまって……。 |
可憐 | うぅ……ご、ごめんなさい……。 |
P | 謝ることないって。それより、リラックスしないとな。 |
P | 普段は緊張した時、どうしているんだ? 部屋にいる時とか……。 |
可憐 | え、えっと……あ、アロマを使って…… 好きな香りに包まれること、でしょうか……。 |
P | それなら、スタジオでアロマを使わせてもらおうか。えっと、近くに売ってるお店は……。 |
可憐 | あ、あの……、携帯用のアロマディフューザーなら、持ってます……。 |
P | へぇ、そんなモノが……。それを借りてもいいか? 可憐の好きな香りをたいて、撮影しよう。 |
可憐 | は、はい……! い、今、持ってきますね……。 |
P | (可憐から携帯用のアロマディフューザーを預かった。スイッチを押すと、アロマの香りが広がって行く……) |
可憐 | あ……すごく、いい匂い……ホッとします……。……甘くて、優しい……私の好きな香り……♪ |
P | (いい表情だ……。撮影中も香りが広がるように、このまま持ち歩いておくか) |
カメラマン | お疲れ様です。後半は、とても良かったですね! アロマのいい香りで、私もリラックスできました。 |
可憐 | ほ、本当ですか……? よ……喜んでもらえて、よかったです……! |
P | 可憐、お疲れさま。香りの力はすごいな。これも可憐がアロマを持っていたおかげだよ。 |
可憐 | い、いえ、そんな……。あ、アロマもすごいですけど……。 |
可憐 | プロデューサーさんが‥…か、香りを、広がるようにしてくれたから‥…。 |
可憐 | あ‥‥プロデューサーさんからも、いい匂い‥‥。お、落ち着きます‥…♪ |
P | (すっかり落ち着いた、やわらかい笑顔。これからも可憐がリラックスできるようにサポートしていこう!) |
メモリアルコミュ3
P | (よし、これで明日の公演の準備は終わりだ! これで安心して、可憐を765プロ劇場に立たせ‥…) |
可憐 | あ、あのっ‥‥。プロデューサーさん…………。 |
P | 可憐? どうしたんだ。もう帰ったんじゃなかったのか? |
可憐 | そ、その…… ……あ、明日の、ステージのことで、お、お話が……。 |
可憐 | わ、わた、私……どうしても、緊張してしまって……。あ、アロマを焚いても、心臓が、バクバクしてっ……。 |
可憐 | う、うぅ……わ、私、こんな調子で……あ、明日のステージ、立つことが、で、できるんでしょうか……。 |
P | (アロマを焚いても効果がなかったのか……。これは一度、落ち着かせたほうが良さそうだな) |
可憐 | あっ……わ、私……ご、ごめんなさいっ……。 |
可憐 | プロデューサーさん、お、お仕事中ですよね……わ、私、自分のことばかり……。 |
P | いや、大丈夫だよ。仕事はもう終わったし、アイドルの不安を取り除くのも、俺の仕事だから。 |
可憐 | あ……ありがとう、ございます……。 |
P | でも、一体何が不安なんだ? レッスンでは、上手くできてたと思うけど……。 |
可憐 | れ……レッスンは、みんなと一緒だし…… ……ひ、人も、少ないし……。 |
可憐 | ……でも、ステージは……し、知らない人の前に、立つんだ……と思ったら……とても、ふ、不安で……。 |
P | 可憐……。 |
可憐 | 声が、で、出なかったら……振り付けを……わ、忘れてしまったら……って……。 |
可憐 | そ、そういう……悪いことしか、か、考えられなくなって……私……うぅ……。 |
P | 大丈夫だよ、可憐。最初のステージは、誰だって同じ不安を持つものだ。 |
可憐 | 誰だって……み、みんなも、ですか……? |
P | ああ。今、活躍してる春香達だって、最初は、可憐と同じ心配をしてたはずだ。 |
P | けど結局、みんなその不安を乗り越えられた。仲間がいるからできたんだと思うよ。 |
可憐 | 仲間が……そ、そうですね……。……私も……ひとりじゃない……。 |
可憐 | 私には、な、仲間がいます…… みんなや……プロデューサーさんも……。 |
可憐 | あ……あれ? 手の震えが、止まってる……。あ、あんなに緊張してたのに、不思議……。 |
P | 落ち着いたみたいだな。よかった。 |
可憐 | プロデューサーさんと、お話ししたから……かな……? ……あ、ありがとう、ございました……。 |
可憐 | 私……あ、明日のステージ……精一杯、が、頑張りますね……! |
P | (いい笑顔になった。……これからも、大切にプロデュースしていかないとな) |
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