最終更新: shinomiya_karen 2020年06月27日(土) 17:04:15履歴
人物 | セリフ |
---|---|
数日前 | |
社長 | 様々な人気アイドルたちとの出会い、と言ったがね。 実は、今年のアイサマには……。 |
社長 | 961プロも参加を表明しているんだ。 |
P | えっ! 961プロというと、つまり……765プロに 何かといやがらせをしてくる、あの黒井社長ですか!? |
社長 | うむ。しばらくバカンスにでも行っていたのか、噂を 聞かなかったのだが……すっかり復帰したようだね。 |
社長 | まあ、協賛も多いイベントだから、 お得意の妨害工作はできないだろうが……。 |
社長 | 黒井は、ひとりのアイドルを送り込むつもりらしい。 961プロの看板ともいえる、その名も……詩花君。 |
社長 | デビューはごく最近だが、みるみる頭角を現し、 実力はもはやトップクラスと囁かれる超新星だ。 |
小鳥 | 昨日私も、彼女が出ている番組を見たんですけど…… つい見入ってしまって、お鍋を焦がしちゃいました! |
P | お鍋を……! それほどすごいアイドルなんですね。 |
社長 | うむ。39プロジェクトのアイドル諸君にとって、 目標となるか、ライバルとなるか、あるいは……。 |
社長 | いや。いずれにせよ君達にとって、 良い出会いになることを祈っているよ! |
P | そ、そうか……君が、詩花さんか……! |
詩花 | あっ……もしかして、知っていてくれたんですか? ふふっ、うれしいな……♪ |
可憐 | あ、あの……さっき、く、く…… 961プロって……!? |
昴 | マジかよ!? じゃあ、もしかして…… オレたちのこと、キライだったりする? |
詩花 | と、とんでもないです! 確かにうちの社長は、意識してるみたいですけど……。 |
詩花 | 私は、同じアイドルとして…… 765プロのみなさんを、尊敬しているんです! |
恵美 | 尊敬って……なんで? あ、春香とか千早とかのコト? |
詩花 | ふふっ、春香ちゃん達だけじゃありません。 えっと……。 |
詩花 | 恵美ちゃんに昴ちゃん、それに、 ひなたちゃんに可憐ちゃんに百合子ちゃん、ですよね? |
昴 | うわ! なんでオレたちのことまで!? |
詩花 | 私、765プロのみなさんが大好きなんです。 ずっと憧れてて……お会いしたいと思っていました! |
ひなた | はや〜……。 そ、そんなこと言われると、照れるべさ……! |
詩花 | あの……私のことは、気軽に詩花って呼んでください。 私、みなさんと、たくさんお話したいです! |
恵美 | そりゃ、アタシたちもいっぱい話したいけど…… いいの、プロデューサー? |
P | (確かに、黒井社長と関わるのは危険な気がする。でも 彼女が出場することは、うちの社長も知っていた……) |
社長 | いや。いずれにせよ君たちにとって、 良い出会いになることを祈っているよ! |
P | (……よし!) |
P | 大丈夫! 事務所同士のことは気にしなくていい。 それより同じアイドル同士、好きなだけ話していいぞ! |
詩花 | わぁ、ありがとうございます♪ 765プロのプロ デューサーさん……やっぱり思った通りの方でした! |
恵美 | んじゃ決まりだね! ねえねえ詩花! さっき言ってた グーリュスなんとかって何? 合言葉とか? |
詩花 | グリュース・ゴット♪ ですか? ドイツ語の挨拶で「こんにちは」っていう意味です。 |
詩花 | 私、少し前までオーストリアに住んでいたんですけど、 日本で、アイドルになりたくて……それで、こっちに。 |
昴 | オーストリア!? じゃあもしかして、 コアラとかカンガルーとか、いっぱいいた!? |
P | 惜しい! それはオーストラリアだ。オーストリアは、 ヨーロッパのドイツの隣にある国だよ。 |
昴 | あ、そうだっけ。えへへ、間違えてごめんな! |
詩花 | いいえ、よく間違われますから。うふふっ♪ |
ひなた | すごいねぇ! あたしなんて、北海道から出るのも大変 だったのに、外国からなんて……さびしくないのかい? |
詩花 | うーん、環境が変わって、戸惑ったりはしたかな……? でも私、絶対、アイドルになりたかったんです。 |
詩花 | みんなが楽しめて、笑顔になれるアイドルに……。 それって、とってもステキなことだと思うから! |
恵美 | うわ〜……なんか、メッチャいい子じゃん! 普通にしてても、なんかまぶしい気がするんだけど! |
可憐 | そ、それに、とっても話しやすくて……はっ!? |
P | ん? 可憐、どうかしたのか? |
??? | 詩花、こんなところにいたのか! 勝手に出歩くなと 何度言えば……むむむっ!? 貴様らは……!? |
可憐 | ひっ! や、やっぱり……黒井社長……! |
百合子 | えっ! この人が……黒井社長!? ほ、本当に黒いんだ……。 |
P | え、ええと……おはようございます、黒井社長。 お久しぶりです。 |
黒井社長 | …………。フン! |
黒井社長 | 詩花、何をしている。 先に控室に向かえと言ったはずだぞ。 |
詩花 | はい、一息ついたので、 スタッフさんたちにご挨拶をしていたんです。 |
黒井社長 | 必要ない! 高嶺の花が山を下りてどうするのだ。 それに、この辺りは空気が貧乏くさいからな! |
黒井社長 | 高貴さの欠片もない、じつに下品な空気だ! 身体を悪くするから、早く戻りなさい。 |
P | (……なるほど、無視か……) |
P | おはようございます!!! |
黒井社長 | うおっ!? ええい、その耳ざわりなダミ声を 張り上げるんじゃあない! 私は高貴かつ繊細なのだ! |
P | いえ、先ほどもご挨拶したんですが、 聞こえなかったようなので……。 |
黒井社長 | フン。誰かと思えば、765プロの無能プロデューサー と4流アイドルではないか! |
黒井社長 | まさか、貴様らも出場する気か? 身の程知らずもここまでくると、実に哀れだな! |
黒井社長 | 覚えておけ! 貴様ら4流以下のドブ川事務所が、 うちの詩花に勝てると思うなよ! |
詩花 | もう、社長! そんな言い方は失礼ですっ! |
P | (おお……!) |
黒井社長 | ええい、弱小765プロの相手をしている暇はない。 私は先に失礼する! 詩花、お前も速く戻れ! |
昴 | あー……言いたいだけ言って、行っちゃったよ。 なんていうか、相変わらずなオッサンだな〜。 |
詩花 | あの……本当にすみません! うちの社長が失礼な ことを……。もう、本当に子供っぽいんだから。 |
恵美 | いやいや、詩花が謝ることないって! むしろ……お疲れさまって感じ? にゃはは♪ |
P | そうだな。それに君は、黒井社長とはいろいろと…… 考えも違うみたいだし。 |
詩花 | あ、ありがとうございます! あの……できたら、これからもなかよくしてください♪ |
詩花 | それじゃ、私、行かないと……。 ステージ、お互いに頑張りましょうね♪ 失礼します! |
百合子 | はぁ……詩花さん、本当に素敵でした……。 |
ひなた | 本当だねぇ、百合子さん。あんまりキレイで、 あたし、ファンになってしまいそうだよ。 |
昴 | お、オレも……。 あとでグッズ買いに行こっかな……。 |
P | 気持ちはわかるけど、みんなも彼女も、 同じアイドルなんだ。ただのファンでは終われないぞ? |
百合子 | プロデューサーさん、そ、それは…… 大舞台での、強力なライバルとの戦い! 王道ですね! |
P | うん、そういうことだ! |
恵美 | ねえ、プロデューサー! だったらさ、 詩花のステージ、見に行こうよ! |
可憐 | わ、私も……行ってみたい……。 詩花さんのこと、もっと……し、知りたいです……! |
P | そうだな……リハの後なら、少し時間はあるな。 いい機会かもしれないし、行ってみるか。 |
P | (……ただし、控え室を見付けてからな!) |
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